越境公害命取り

昨日、私の住んでいる福岡では黄砂と春の嵐が一緒にやってきた。例年になく黄砂の量が多いので、道路はドロドロ、車は真っ白。
福岡では昨春、中国の大気汚染が原因で光化学スモッグが発生した。越境公害というやつです。隣の国の情勢如何で、健康を害する時代が来るとは思わなんだ。しかし実は光化学スモッグはまだ序の口で、もっと深刻なことになりそうな越境公害があるという。
それが前述の黄砂。90年代、世界の工場・中国に世界中の工場が移転した。それにあわせて何百という国内外の下請け企業も工場を建てました。しかしその排水や産業廃棄物の処理が適切でなく環境に配慮されていないものも多かったため、深刻な土壌汚染が生じていることは皆さんご承知のとおり。その汚染、それが黄砂に乗って流れてきている。その成分を調べてみると水銀が含まれていたりするらしい。そんなものが目に入ったら。。。
アジアに近い福岡・九州、その経済的メリットは強調されてますが、地理的に近いばっかりに、とんでもないことになるかもしれない。越境公害対策は今から動き出すべきテーマだと思います。ただ、動き出しても、中国の大きさを考えると焼け石に水?どの変の砂が飛んできてるのか、まずそれを特定してほしいですね。