ラ・パレット桜坂店が頑張っている。


ラ・パレットとは丸和グループがやっている高級スーパー。
丸和は小倉発のスーパーマーケットであり、実は日本で初めてレジに買い物かごを持っていって清算するシステムの導入、24時間スーパーのオープンをした企業である。


で、ラ・パレット。
行ったことのある方は知っているが、あまりうまくいっていない。高級感を打ち出し、店舗内はきれいなのだが、来客が少なく活気がない。「セレブスーパー」と皮肉交じりに言いたくなる感じ。

そのラ・パレットが「生まれ変わります!」と広告を打っていたので、4月26日に桜坂店に行ってみた。(アンケートを書くと卵をもらえるというのにも惹かれたため。)

いい感じにうまれ変わっているラ・パレット

入るといきなり最初に、果物の販促。バナナ、パイナップル、キウイの100円均一。お店の人も積極的に声を出しており、いい感じ。キウイとバナナは国内産。試食もさせてもらった。価格はかなりがんばっている。


店舗に入ると、曲がり角の度に試食コーナー。スイカ、ステーキ、無農薬野菜、無添加てんぷら、ソーセージ、パン、コーヒー、などなど。結構お高いものの試食もやっていた。合計10箇所くらい。店舗の大きさは普通のスーパーなので、かなりがんばっている。全部試食してみた(←貧乏)。いいものは、食べてみると買ってみようかなという気になる。


大手スーパー(ex.サニー)なんかに負けるな

さて、行ってみて何をよいと感じたか。

    • 店の人が声かけして賑わっている
    • 試食しなくても、試食の商品を見て発想が連鎖する
    • 人が試食の周りに集まっていて気になる
    • さらに、他のお客さんが何を買っているのか観察したくなる


ポジショニングとしては、脱セレブ、入デパ地下。

結論として、なかなか楽しい変化だと思う。桜坂は、福岡にある数少ないセレブ地域だが、真のお高いセレブはいないし、そういうの欲してない。デパ地下の方が性にあっていると思う。
この賑わいが維持できるのなら、また行ってみたい。(試食もしたい)

地場スーパーの面白い試みをすごく期待している。サニーは西友に買収されてからほんとにつまらなくなった。エブリデイロープライスなんて、楽しくない。
ラ・パレットは、妙にステレオタイプなセレブ対策が為されている。「紙袋とビニール袋どちらになさいますか?」とか、妙にのんびりした(丁寧とはちょっと違う)接客とか、イケメンの店員とか。その無駄感が脱力につながっていて、なかなかよいのである。

今回はかなり人員を割いて販促しているようだったので、いつもあんな感じは難しいでしょうが、頑張ってほしい。