クローズアップできない中国の風景

物量で勝負「世界の工場」中国、画像ギャラリー
トロントの写真家、Ed Burtynsky氏は、25年以上にわたって産業にまつわる風景を撮影している。そのBurtynsky氏が2003〜2005年に数度訪中し、中国産業の成長ぶりをカメラに収めた。


 とにかくものさしが10倍だから、感覚が違う。圧倒的な物量と大きさなのに(だからこそ)この偏りと不安定さ。そして、引いてとらなければ写らないから、個人はまったく見えてこない。クローズアップできない中国の風景。
 日本の高度経済成長期とは、こういった感覚に満ちていたのか。それとも中国特有のものなのか?