チェ

おだやかな一日。


体調もよく、見舞いに来てくれた妻子とのんびり過ごし、夕方からは会社の同僚もやって来てくれた。すごく感謝。

人と話すと、段々日常へと帰って行ける。入院の総括、とか、二度と戻れない過去と踏み出す第一歩、みたいな仰々しいことをせずに、自然と戻れそうだ。だいたい僕は、そういうことをしすぎである。


ゲバラ日記を読了した。

今更、なぜゲバラかといえば、ソダーバーグのチェ・ゲバラ2部作を、これまた今更ながら見たからである。ゲバラ日記は、映画でいえば後編に当たる。
映画は前半がキューバ革命を導く勝利の物語であり、後半がボリビアでのゲリラ戦が膠着し、最終的にチェが拘束、処刑されるまでの物語である。

それでも、それが敗北を意味しないことは、チェの日記を読めば伝わってくる。革命は意思をくじかれない限り、同士が残る限り続き、イデオロギーではないからだ。一人でも意思が残れば続く。

なぜいまゲバラなのか。
それをちゃんと言葉にしたい。